【キャバクラ】銀座黒服の付け回しとは?ポイントや注意点を紹介

銀座のキャバクラで働く黒服の、重要な仕事のひとつである、付け回し。
黒服の花形業務とも呼ばれ、お店の売上や自身の評価・昇給に直結する、やりがいのある仕事です。

この記事では、銀座黒服の付け回しについて、ポイントや注意点をご紹介します。

銀座のキャバクラで、これから付け回しに挑戦する人や、効果的な付け回しのやり方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

黒服の大切な仕事『付け回し』とは?

付け回しとは、キャストをお客様に「付け」たり、テーブル間を「回し」たりすることです。
お客様の好みに合わせて、キャストをマッチングさせる仕事であり、これを行う黒服も付け回しと呼ばれます。

黒服には主に、下記の3つの要素が求められます。

  • 判断力(どのテーブルに、どのキャストを付けるか)
  • 観察力(お客様の反応や、キャストとの相性を見極める)
  • 状況把握能力(時間配分や混雑状況、キャストの様子など、それぞれの状況を把握する)

付け回しの上手い黒服は、お店の売上や評価に貢献できるだけでなく、キャストからも信頼されます。
また、自分の昇格や昇給も期待できるため、非常にやりがいのある仕事です。

多くの店舗では「付け回し」と呼びますが、同じ銀座でも、高級クラブでは『メンバー』と呼ばれることも覚えておくといいでしょう。

黒服の付け回し【やり方】

ここからは、黒服が行う付け回しのやり方を、ご紹介します。

付け回しは、決して簡単な仕事ではありませんが、基本的なやり方はどこのお店も同じです。

まずは基本的な付け回しのやり方を、一通り確認しておきましょう。

|ステップ①出勤しているキャストを把握する

その日出勤している、キャストの顔・名前・得意な接客スタイルを把握するところから、付け回しは始まっています。

清楚系、ギャル系、落ち着いたお姉さんタイプといった、キャストのキャラを把握しておきましょう。
あわせて、トークが上手い、お酒が強い、容姿がいいなどの特徴も頭に入れておくと安心です。

お客様のタイプに合わせつつ、お待たせしないためにも、この一手間は欠かせません。

|ステップ②来店したお客様の好みを見極める

来店したお客様が本指名なのか、フリーなのかによっても、付け回しは変わります。

フリーなら、お客様のタイプのキャストが見つかるよう、多くのキャストの付け回しが必要です。逆に本指名であれば、そこまで多くのキャストを付ける必要はありません。

それよりも、指名が被ったときに、誰を付けるかの方が重要になってきます。

また、少人数か団体かによっても、見極めるポイントは変化します。
すでにお酒が入っているのかいないのか、ワイワイ盛り上がりたいのか、落ち着いて飲みたいのか、それぞれ判断することが必要です。

|ステップ③ホール全体の状況を理解する

ホールの状況を把握するうえで、確認したい項目は以下の4つです。

  • どの席に、どのキャストがついているのか
  • フリーの席から場内指名や延長がもらえそうか
  • 本指名のお客様の来店予定
  • これから入店できるお客様の人数や組数

これらを把握し、不測の事態に備えることも、付け回しの大切な仕事です。

全体を把握することは、お客様やキャストのみならず、他の黒服の動きにも関わるため、広く目を配る必要があります。

|ステップ④15分に1度キャストをチェンジする

1セット(50分〜60分)のうち、15分を目安に、キャストをチェンジします。
しかしあくまでも目安であり、テーブルが盛り上がっていれば、そのまま付けておくことも時には必要です。


逆にお客様が不満そうなら、早めに違うタイプのキャストを付けるなど、臨機応変な対応が求められます。

注意したいのが、キャストドリンクをもらったとき。
ドリンクを飲み終わるまでは、そのキャストを付けておくのが、最低限のマナーです。

黒服の付け回し【ポイント・注意点】

黒服の付け回しはセンス、という人もいます。
しかし、付け回しが上手い黒服には、センスだけに限らず、共通しているポイントがあるのも事実です。

ここからは、黒服が付け回しをするときのポイントをご紹介します。

ワンランク上の付け回しをするために、見落としがちな注意点も含め、よく確認しておきましょう。

|お金の流れを把握する

お店にお金を落としてくれるお客様を見極めると、付け回しの効率がアップします。
具体的には、場内指名や延長を入れてくれたり、高単価のドリンクを入れてくれたりするお客様です。

また、団体のお客様の場合、誰がお会計を持つのかを見抜くのが最重要ポイント。
立場が上の人や、お金を払う人のタイプに合わせて、キャストを配置することが売上を上げるカギになります。

お客様の立ち居振る舞いや、会話の中から、さりげなくお金の流れをつかんでみるといいでしょう。

|お客様のサインを見逃さない

付け回しは、キャストを配置しただけで、安心してはいけません。
むしろキャストがテーブルについた後の、お客様の反応にこそ、気を配るべきです。

  • キャストの方に体が向けている(とくにつま先)
  • 笑顔が多い(愛想笑いではない)
  • トークが弾み、お酒のペースも早い

など、お客様が楽しんでいるか、そうでないかのサインを見逃さないことが大切です。
お客様のサインに応じて、早めにチェンジするなどの対応ができると、黒服としての評価もアップします。

|ヘルプには指名キャストと同じタイプのキャストを付ける

本指名が被った場合のヘルプも、付け回しの腕が試されます。
指名が被り、ヘルプを付ける際は、指名キャストと同じタイプのキャストを付けましょう。

人気キャストであればあるほど、指名被りは仕方ないことであり、お客様も理解しています。
しかし、指名被りにより、満足度が下がることに変わりはありません。

またお店によっては、お客様のお連れ様が指名しているキャストを、ヘルプに付けてはいけないといった決まりもあります。
いい加減な付け回しは、お客様のみならず、働くキャストにも不信感を抱かせてしまうため、注意が必要です。

|指名被りの席は離すようにする

指名が被った場合、指名のお客様同士の席は離すように付け回しをしましょう。

先ほど解説したとおり、指名被りは、それだけでお客様の満足度を欠いてしまいます。
そのうえ、目当てのキャストが他のテーブルで談笑しているのを見て、いい気持ちになるお客様はいません。

お手洗いまでの導線からも見えないか、注意を払いながら席を配置することがポイントです。

ただ、お店の混雑状況やトラブルなどで、やむを得ず避けられない場合もあります。
その場合は、お客様に謝罪しつつ、タイミングを見計らって席の移動をお願いしたり、丁寧に対応しましょう。

このとき、指名キャストへのフォローも行えると、一目置かれる存在になります。

|最終セットにはベテランのキャストを付ける

延長交渉が狙える時間帯には、ベテランのキャストを付けます。

延長交渉が上手なキャストを付けるのが王道ですが、セット内で盛り上がっていたキャストを再度付けるのも良いでしょう。

セットが終わるタイミングで、お客様に「いま帰ったらもったいない!」と、思わせるのがポイントです。

出勤キャストを把握する際、延長獲得率をチェックしておくと、スムーズに付け回しができます。
黒服が延長交渉に入る際は、タイミングをよく見て、キャストの邪魔にならないよう配慮しましょう。

|キャストのモチベーション管理も忘れない

キャストも人間なので、その日の体調やモチベーションに波があるのは当たり前です。
働く理由や、個人の状況もそれぞれ違うことを、よく理解しておきましょう。

たとえば、キャストは下記のようなタイプがいます。

  • 褒められたらがんばるタイプ
  • 他のキャストと比べられてスイッチが入るタイプ
  • 具体的なアドバイスが欲しいタイプ
  • 基本的にそっとしておいてほしいタイプ

それぞれ違う性格も把握しておくと、やる気を引き出したり、売上アップの対策を考えたりすることができます。

日頃から、適度な距離感でコミュニケーションを取ることが、キャストのモチベーションを管理するのに有効です。

銀座で黒服として優秀な付け回しができればスピード出世が狙えます!

銀座のような高級エリアでは、高い付け回しのスキルを持つ黒服が求められます。
的確な判断と深い観察力、高い状況把握能力があれば、スピード出世も夢ではありません。

お店、キャスト、そしてお客様に愛される黒服になるには、働くお店選びも重要です。

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